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北朝鮮がポンポンと弾道ミサイルをお空に飛ばしています。
まわりの国からはさんざんに言われたり、嫌がらせを受けたりもしているはずなのですが、まったく勢いが止まずますます盛んです。
なんだか、金持ちの子どもが、学校で禁止されている花火を駄菓子屋で買い集めて、ひそかに楽しんでいるような。
無邪気と言えなくもない気がするけれども、やっぱり大半は寒々しい気持ちになりますね。
さて、とはいうものの、日本海というきわめて小さな海を挟んで向かい合っている私たちとかの国。
弾道ミサイルという単位で距離をはかるならば正に、指呼の間。といった感じです。
子どものいたずら。とはいえ、その子どもがどうやら、「花火を人の家に向けて遊んでいるゾ」となれば黙ってられません。
こういった場合は、ガツンと本人に言う。
または親に連絡がいってへこまされる。
良い友達ができて改心する。
などの治療法が一般的だと思うのですがどうでしょう。
ガツンと本人は言われたところでますます依怙地になっているので却下。
親たる中国は、いままで庇いつつ、諭しつつ更生させようとしたようですが、どうやら最近はさじを投げた感がありますね。
良い友達は……。たぶん、社会主義的な考えの友達しかできないと思うので、思想的な改心はないでしょう。
ちなみに兄弟たる韓国も不摂生がたたって、頭を取り替えるという大手術が控えています。
では構造が変わるとしたらどんな可能性があるのでしょう。
1、朝鮮半島の統一。
どうでしょう? 政治的に無理がありそうですが。
韓国が主導となる場合は、おそらく韓国の考えでは、ゲリラ政権をつぶした。程度でしょうから、やっぱり首都とか行政とかでもめるでしょうね。そもそも財政を支えられないのでボツ。
2、北朝鮮主導で統一。
引き続き経済制裁で財政不安。
たぶん韓国人を敵対階層にして内政不安。
ないですね。
ところで、ミサイルが飛んで来たら当然わが身を守らなければならないわけですが。
われらが自衛隊はどうでしょう。
GNPが二位のころからせっせと国防に努めていたので、防備には不安がないはずですが、いわゆる「戦争をしない軍隊」という矛盾のまま育った彼は果たしてどれほどの戦闘力があるのでしょうか。
今書いたように、装備面では相当な優位を期待できます。沖縄と樺太を占領され、首都に空爆までされた経験があるので、防備にはけっこうな緊張感もあるはずです。
では兵士の質は?
徴兵制度の国と志願制の国の違いでざっくりと考えてみましょう。
なんといっても徴兵制の兵士は鍛え方が違う感じがします。なにせ、どんだけ殴られても蹴られてもその理不尽さが国是なんですから、これは怖いです。二年満期でとっとと止めてしまう日本とは鍛え方がまるで違うでしょう。
でも、自衛隊だって当の国民に、国のお荷物だ、無駄遣いだと言われながら、まさに設立以来ずっと戦闘状態だったわけです。
忍耐にかけては人後に落ちることはないでしょう。また、その根性が現代に受け継がれているなら、回天や桜花に乗った狂気の血脈という感じがします。
人類が何度滅んでも飛び続けるだけのミサイルが世界にはあります。
いまは人類の叡智というものにすがるばかりです。